インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、スイスのバゼルで展示された深沢直人のリミテッド・エディションのチェアを紹介している。写真にあるイスはすべてまったく同じサイズの同じデザインのイス。唯一の違いはマテリアルである。大理石製、アクリル製、コンクリート製、ポリウレタン製、さまざまなマテリアルが使われている。たとえばアクリル製のものは、まるであたかも溶けてしまいそうで、ほとんど存在しないようにさえ見える。一方、大理石製のイスは非常に力強く見える。これこそまさしく深沢直人がここで表現したかったことなのだと思う。つまり、マテリアルによって、まったく異なる印象が導き出されるということである。

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Source:インターナショナル・ヘラルド・トリビューン

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